第44回越中万葉かるた大会 令和6年1月14日(日)午前9時 高岡市ふくおか総合文化センター(Uホール) 〔公式記録(PDF)〕 〔公式記録(テキストファイル)〕 |
「越中万葉かるた」について 1979年(昭和54年)は国連が決議した「国際児童年」で、我が国においても、子どもの福祉と健全育成のため、政府や民間団体が数々の企画や行事に取り組んだ年です。高岡古城ライオンズクラブは、万葉ゆかりの地において、児童が遊びを通して郷土の歴史や風物に親しみ、誇りと愛着心を持つことを願って「越中万葉かるた」の制作をこの年度のアクティビティ(奉仕活動)としました。 万葉集全二十巻には越中の風土を背景とした歌が三百数十首あります。「越中万葉かるた」はこれらの中から、子どもにも大人にも愛誦されるであろう百首を選んで作られました。もちろん、その中心となっているのは越中守であり、万葉集において最も重要な歌人でもある大伴家持の歌です。 また百首を選ぶだけでなく、それぞれの歌の解説文を執筆するため、当時の高岡市教育長・川原主馬氏を委員長とした編集委員会が組織され、黒川総三(全国万葉学会会員)米田憲三(富山県歌人協会事務局長)松岡茂(高岡市中教研国語部長)北世博(高岡市小教研国語部長)の各氏が委員となって、「越中万葉百歌」と題した小冊子が作られました。これは文学博士・中西進教授の監修を受けて、かるたの付録となりましたが、越中万葉のガイドブックとして、十分その役目を果たすことができるものになっています。 「越中万葉かるた」は読み札だけでなく、取り札にも絵が描かれています。これは歌の意味を理解する手助けになるだけでなく、かるた取り競技のために札を憶える際にも役立つこととなりました。この絵は当時富山県日本画家連盟顧問であった故村閑歩画伯によるもので、後に原画は屏風に仕立てられ、現在は高岡市万葉歴史館に収蔵されています。 |
越中万葉かるた大会 「越中万葉かるた」は1980年(昭和55年)2月に完成し、高岡古城ライオンズクラブより高岡市内の小・中学校へ300セットが寄贈されました。そして同年3月27日に博労小学校体育館において、高岡市教育委員会と高岡古城ライオンズクラブの共催により第1回「越中万葉かるた大会」が開催され、小・中学生、さらに高校生・一般の方々が173名参加しました。赤い毛氈を敷いてかるた取りを行うスタイルはこの第1回大会から続いています。 第3回大会から1月に開催することになり、以後この時期に行う高岡市恒例のイベントとして定着、平成19年の秋には北日本新聞地域社会賞を受賞しました。平成21年の第30回記念大会では1420名の小・中学生が参加し、一度にこれほどの人数でかるた取りをする大会は他になく、まさに日本一のかるた大会であると自負しています。 越中万葉かるた大会のルールと小倉百人一首の競技ルールとの主な違いは次の通りです。 ・4人1組で対戦し、取り札は25枚ずつ100枚全部を並べて、50首を詠み上げます。(小倉百人一首は一対一で対戦し、取り札は25枚ずつ50枚だけ並べて、100首読み上げます) ・同時に何枚かの札を押さえるようにして取ります。詠み上げられた札に指がかかっていれば他の札にさわっていてもお手つきにはなりません。(小倉百人一首では札を払うようにして取りますが、越中万葉かるた大会は大人数で行いますから、なるべく札が散らばらないように考えられています) ・お手つきをした時は手を挙げて「お手つき札」をもらいます。そして、取った札の枚数からお手つきの枚数を引いた枚数を得点として、4回戦の合計得点で順位を決定します。 越中万葉かるた大会に参加する生徒が練習するための取り札自作キットをダウンロードできます。 →<取り札キット> 練習用詠み上げ音源をダウンロードできます。 →<練習用詠み上げ音源> |
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